Curry on Mars ?

JACK PURCELL U.S. ORIGINATORを買った!

今回はスニーカーを買ったよ!というお話。 一時期の熱狂も収まり、ここ最近はスニーカーブームもかなり落ち着いてきた印象があります。 最近のトレンドはいわゆるハイプスニーカーと呼ばれるレアなアイテムから、いつでも買える定番の物へとシフトしており…

藤井風 / LOVE ALL SERVE ALL

確かな歌唱力とクリエイティビティ、それに裏打ちされた、独創性を持ちながらも先人への敬意を感じさせる楽曲、そして持ち前のナイスキャラが人々の心を掴み、一躍時代の寵児となった藤井風。 デビューから2年でアリーナツアーや武道館公演、さらには紅白出…

Ado / 狂言

「うっせぇわ」で一世を風靡したAdoが、満を辞してリリースした初のフルアルバム。世代的なものや偏見もあり、今まで歌い手やボカロPを一切通って来なかったのですが、あまりにもイイ声なので聴いてみたら…コレ、傑作です。 複数人のボカロPが参加しているだ…

Mega Shinnosuke / CULTURE DOG

ついに放たれた、Mega Shinnosuke初のフルアルバム! 打ち込みのリズムトラックを使った曲がちょこちょこあったり、効果音や環境音が散りばめられていたりといった点はベッドルームミュージックやトイポップ的。手作り感がありながらも、スタジオで作り込ん…

w.o.d. / LIFE IS TOO LONG

荒ぶるサウンドとビート、静と動のコントラスト。90年代オルタナティブやグランジへのリスペクトをビンビンに感じるw.o.d.がドロップした、3枚目のアルバム。一発録りを採用した、今どき珍しいプリミティブなロック。スリーピースで鳴らされる音の塊が押し寄…

カネコアヤノ / よすが

既に邦楽史に残る傑作との呼び声高く、公演チケットやLPの価格高騰といった現象まで引き起こす程の評価を得た、カネコアヤノが2019年にリリースした前作「燦々」。力が抜けたオーガニックな音作りのなか、その空気感をギリギリ崩さないレベルでの、絶妙なエ…

Lana Del Rey / Chemtrails Over the Country Club

確かな実力者だとは思っていたものの、デビュー作に衝撃を受けて以来いまいちハマらなかったラナ・デル・レイ。 しかしながら、ドリーム・ポップ的だったこれまでの作品とは少し違ったアプローチを持った今作は、非常に深く刺さりました。 古いフィルムカメ…

アイナ・ジ・エンド / THE END

今や、BiSHやWACKの歌ウマ担当という存在を超え、邦楽界でも一目置かれる歌姫にまで成長したアイナ・ジ・エンド。BiSH加入前から音楽活動をし、自作曲をYouTubeやSound Cloudにアップしていた彼女が、満を辞して放ったソロデビュー作。彼女のソングライター…

2020年私的ベストアルバム

更新しようしようと思いながら、早くも3月に突入してしまいました。遅くなりましたが、2020年ベストアルバムを。 洋邦混成で、10作品挙げます。 先にレビューを書いていたものは、そちらのリンクを貼っております。 それではどうぞ! 10. 070 Shake / Modus …

The Strokes / The New Abnormal

実に6年ぶりに届けられたストロークスの新作。ちょうど日本で非常事態宣言が出された直後にリリースされ、未だかつて経験したことのない状況に対する不安と、台風の時の休校日のようなテンションの高さとがないまぜになった感情に強く響いたのを記憶しており…

阿部真央 / まだいけます

デビューから10年が経ち、30歳を超え、アーティストとしての旬はとうに過ぎたと言われてもおかしくない時期。 そのタイミングで阿部真央が送りだした9枚目のアルバムは、「まだいけます」という自虐的なタイトルとは裏腹に、初期衝動的な勢いと同時に円熟味…

俺が持っている「Rubber Soul」のレコードは初期プレスなのか!?の巻

今回はレビューではなく、レコードのお話。僕はレコードもジーンズも酒もギターも好きですが、いわゆるヴィンテージというものに興味がなく、だいたい新品とか、安い中古を買っています。しかし昨日、週明けから営業再開したディスクユニオンに行って久々に…

2019年私的ベストアルバムTOP10

かなり今更になってしまいましたが、ツイッターやインスタグラムには載せていた2019年のベストアルバムを、動画&コメント付きでご紹介したいと思います。 先にレビューを書いていたものは、そのリンクも貼ってあります。 洋楽邦楽ごちゃ混ぜです!それでは…

GLAY / NO DEMOCRACY

平成を駆け抜けたGLAYによる令和初のアルバム。 今年でデビュー25周年を迎え、「民主主義」をテーマに据えた記念企画の目玉となる作品でもあります。 個人的には、2010年代のGLAY最高傑作だと思います。 他の作品が駄作であるとまでは言いませんが、正直なと…

Lizzo / Cuz I Love You

1988年生まれ、僕と同い年のシンガー・リゾによる3枚目のアルバム。 なんて言いながら、インスタグラムで流れてきたPVを偶然見るまでは、この人の事は全然知りませんでした。 強烈なビジュアルもさることながら、最高にゴキゲンなリードトラック「Juice」を…

BiSH / CARROTS and STiCKS

各種メディアへの出演や大規模な広告展開など、いよいよ大物感の漂ってきたBiSHによるメジャー3枚目のアルバム。 今作は"アメとムチ"をテーマに、まずはネガティブな作風の「STiCKS」、続いてポジティブな「CARROTS」という2つの4曲入りEPをApple Music限定…

【旧譜】Pixies / Doolittle

USギターインディの雄・ピクシーズによる、今年でリリースから30周年を迎えたメジャー2ndアルバム。 バンドのディスコグラフィの中でも最もポップで、代表曲も多数収録された超名盤。 そして、高校生の頃、学校の帰りに寄ったタワレコでレコメンドされていた…

THE YELLOW MONKEY / 9999

イエローモンキー、19年振りの新作!再結成からも3年が経ち、ファンとしては待望のアルバムです。「新作なんてすぐに出せるでしょ」と個人的には思っていたのですが、今作リリースに伴うメディアでのインタビューなどによると、どうやら一筋縄ではいかなかっ…

THE YELLOW MONKEY / 8

活動休止及びその後の解散の前に出た、最後のアルバム。 前作「PUNCH DRUNKARD」前後から続く吉井の苦悩が刻まれたような、暗い作品になっています。 チープな電子音や気を衒ったようなエフェクト、ファズを使ったギターの音色など、海外のインディ/オルタナ…

THE YELLOW MONKEY / PUNCH DRUNKARD

ヒットシングルを量産し、人気もクリエイティビティも絶頂の時に出されたメジャー7枚目。 サウンドはバンドの作品の中でも最もハードロック寄りで、イギリスというよりはアメリカのロックを感じさせる雰囲気。 アート的で作家性の強かった前作「SICKS」から…

THE YELLOW MONKEY / SICKS

「JAM」と「SPARK」というヒットチューンのリリース、レコード会社の移籍を経て、人気絶頂にあったイエローモンキーが作り上げた最高傑作。それを証明するように、オリジナルアルバムの中では最も売れた作品です。 ファンに「好きなアルバムは?」と尋ねると…

THE YELLOW MONKEY / FOUR SEASONS

前作「smile」の成功により、お金をかける事が出来るようになったのでしょう。 楽曲、ビジュアル、PV、アートワーク…あらゆる要素が洗練され、一気にメジャーの大物感が出てきます。 一般の人が持つイエローモンキーのビジュアルや楽曲のイメージも、この頃…

THE YELLOW MONKEY / smile

「売る」ことを意識し、これまでのグラム・歌謡ロック路線から、より多くの人に受け入れられる音楽性への変容を図ったメジャー4th。 サウンドはスタジアムバンドのような、ハードロック、ポップロック路線で派手に。 メロディもよりその時の流行に即したもの…

THE YELLOW MONKEY / jaguar hard pain

「自分たちなりのデヴィッド・ボウイ『ジギー・スターダスト』を作る」という意向のもと作られたコンセプト・アルバム。 1944年に戦死した兵士"ジャガー"の魂が、1994年にタイムスリップし、恋人"マリー"を探すというストーリーになっています。 前作で提示…

THE YELLOW MONKEY / EXPERIENCE MOVIE(未公開のエクスペリエンス・ムービー)

これまたダサいジャケとタイトルの2作目。インディーズ時代のアルバム「Bunched Birth」の、陽の部分に焦点を当てたのが1st「夜行性のかたつむり達〜」としたら、陰の部分はこちらの2ndです。 グラムロックをベースに、歌謡曲やシャンソン、タンゴといった、…

THE YELLOW MONKEY / THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE(夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー)

寒気のするほどダサいジャケット、意味不明な長ったらしいタイトル、聴く前からスベリまくっている、イエローモンキーの記念すべきメジャーデビューアルバム(笑)。見る人が見れば、デヴィッド・ボウイに影響を受けたバンドなのだろうと、かろうじて分かって…

THE YELLOW MONKEY / Bunched Birth

4月17日、ザ・イエローモンキーの19年ぶりのオリジナルアルバムがリリースされます!それを祝し、イエローモンキーのオリジナルアルバム全作のレビューを、毎日アップしていきます! 第1回目は、インディーズ時代にリリースされたこちらのミニアルバム。ライ…

【旧譜レビュー】Nivana / Nevermind

もはや説明不要、ロック史に残る超名盤。 僕はニルヴァーナの作品の中でこの「ネヴァーマインド」が一番好きです。 カート・コバーンの激しいギターと、時として血を吐いてしまうこともあったと言われるしゃがれさせた声、クリス・ノヴォセリックのミッドブ…

CHAI / PUNK

"NEOカワイイ"を標榜し、スーパーオーガニズムのワールドツアーでオープニング・アクトを務めたり、バーガーレコードと契約したりと、日本のみならず世界からも注目を集めるCHAIによるセカンドアルバム。 めちゃくちゃにキャッチーなビジュアルと声を持って…

GANG PARADE / LAST GANG PARADE

ライブやイベントの動員も増え、メジャーデビュー、日比谷野音・大阪城音楽堂でのライブも決定。着実にスターダムにのし上がりつつあるギャンパレの4thアルバム。 前作「GANG PARADE takes themselves higher!!」は、代表曲「Plastic 2 Mercy」の3度目になる…