Curry on Mars ?

w.o.d. / LIFE IS TOO LONG

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荒ぶるサウンドとビート、静と動のコントラスト。90年代オルタナティブグランジへのリスペクトをビンビンに感じるw.o.d.がドロップした、3枚目のアルバム。

一発録りを採用した、今どき珍しいプリミティブなロック。スリーピースで鳴らされる音の塊が押し寄せてきて最高に気持ちいい。それでいて、汗臭い印象やマニアック過ぎる印象を与えず、あくまでお洒落に、あくまで現在の音楽としてやっているのが素晴らしい。
グランジだけでなく、ブルースやパブロック的なギターがあったり、レッチリツェッペリンを感じる部分もあり、色んな所から吸収しているな〜と感じます。



ガッツのある演奏や音作りは相変わらずですが、これまでの作品と比べて、今作はよりメロディアスで、かつテクニカルな面も多くなったと感じました。

「モーニング・グローリー」のイントロでのギターは、お手本のようなフレーズでありながら独特のタイム感を持ち、一発でハートを掴まれます。


「煙たい部屋」でのビートルズ「Come Together」を彷彿とさせるベースとドラムは、まるで会話しているかのようで、スローな曲に絶妙なグルーヴ感を生み出しています。

 
また、"コロナ禍のなか、会いたくても会えない、大切な人の顔を思い浮かべながら作った"というスローナンバー「あらしのよるに」がアルバムのラストを飾り、これまでとは違った一面も覗かせます。

 

飛躍の一枚だと思います。
ぜひご一聴ください!

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Life Is Too Long

Life Is Too Long

  • w.o.d.
  • ロック
  • ¥2037