Curry on Mars ?

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

THE YELLOW MONKEY / 8

活動休止及びその後の解散の前に出た、最後のアルバム。 前作「PUNCH DRUNKARD」前後から続く吉井の苦悩が刻まれたような、暗い作品になっています。 チープな電子音や気を衒ったようなエフェクト、ファズを使ったギターの音色など、海外のインディ/オルタナ…

THE YELLOW MONKEY / PUNCH DRUNKARD

ヒットシングルを量産し、人気もクリエイティビティも絶頂の時に出されたメジャー7枚目。 サウンドはバンドの作品の中でも最もハードロック寄りで、イギリスというよりはアメリカのロックを感じさせる雰囲気。 アート的で作家性の強かった前作「SICKS」から…

THE YELLOW MONKEY / SICKS

「JAM」と「SPARK」というヒットチューンのリリース、レコード会社の移籍を経て、人気絶頂にあったイエローモンキーが作り上げた最高傑作。それを証明するように、オリジナルアルバムの中では最も売れた作品です。 ファンに「好きなアルバムは?」と尋ねると…

THE YELLOW MONKEY / FOUR SEASONS

前作「smile」の成功により、お金をかける事が出来るようになったのでしょう。 楽曲、ビジュアル、PV、アートワーク…あらゆる要素が洗練され、一気にメジャーの大物感が出てきます。 一般の人が持つイエローモンキーのビジュアルや楽曲のイメージも、この頃…

THE YELLOW MONKEY / smile

「売る」ことを意識し、これまでのグラム・歌謡ロック路線から、より多くの人に受け入れられる音楽性への変容を図ったメジャー4th。 サウンドはスタジアムバンドのような、ハードロック、ポップロック路線で派手に。 メロディもよりその時の流行に即したもの…

THE YELLOW MONKEY / jaguar hard pain

「自分たちなりのデヴィッド・ボウイ『ジギー・スターダスト』を作る」という意向のもと作られたコンセプト・アルバム。 1944年に戦死した兵士"ジャガー"の魂が、1994年にタイムスリップし、恋人"マリー"を探すというストーリーになっています。 前作で提示…

THE YELLOW MONKEY / EXPERIENCE MOVIE(未公開のエクスペリエンス・ムービー)

これまたダサいジャケとタイトルの2作目。インディーズ時代のアルバム「Bunched Birth」の、陽の部分に焦点を当てたのが1st「夜行性のかたつむり達〜」としたら、陰の部分はこちらの2ndです。 グラムロックをベースに、歌謡曲やシャンソン、タンゴといった、…

THE YELLOW MONKEY / THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE(夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー)

寒気のするほどダサいジャケット、意味不明な長ったらしいタイトル、聴く前からスベリまくっている、イエローモンキーの記念すべきメジャーデビューアルバム(笑)。見る人が見れば、デヴィッド・ボウイに影響を受けたバンドなのだろうと、かろうじて分かって…

THE YELLOW MONKEY / Bunched Birth

4月17日、ザ・イエローモンキーの19年ぶりのオリジナルアルバムがリリースされます!それを祝し、イエローモンキーのオリジナルアルバム全作のレビューを、毎日アップしていきます! 第1回目は、インディーズ時代にリリースされたこちらのミニアルバム。ライ…

【旧譜レビュー】Nivana / Nevermind

もはや説明不要、ロック史に残る超名盤。 僕はニルヴァーナの作品の中でこの「ネヴァーマインド」が一番好きです。 カート・コバーンの激しいギターと、時として血を吐いてしまうこともあったと言われるしゃがれさせた声、クリス・ノヴォセリックのミッドブ…